YKK・パッシブタウン 木造平屋の保育園竣工 ZEB実現、BELS取得
住宅新報 2022年3月22日 号 17面
YKKグループのYKK不動産(東京都千代田区)は3月15日、富山県黒部市で開発を進めているパッシブタウン第4街区の竣工式を行った。第4街区には木造の保育施設を建設。高性能外皮と自然エネルギーを生かした省エネ設計、太陽光発電によりZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を実現し、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高評価の5ツ星を取得した。
パッシブタウンでは過度にエネルギー消費に依存せず、自然エネルギーを最大限に生かした街づくりを行ってきた。第4街区は敷地面積が3167m2。工期は21年4月~22年3月。総事業費は3億5000万円。
第1街区(商業棟)にある保育所が移転する。新たに建設された保育施設は木造の平屋建て。延べ床面積は469m2。数値が小さいほど断熱性能が高いことを示すUA値(外皮平均熱貫流率)は0.299だ。
建物内6カ所に温湿度計とCO2濃度センサーを設置し、室内環境を見える化した。また、子供たちの安全面に配慮した通風換気を実現。格子窓を採用し、西側からの風を取り入れると共に、通風による十分な換気を実現する室内設計と窓配置を行った。
建物では木構造の大空間を実現した。地元の富山県東部の杉無垢材を使用し、CO2固定量は約48.0トン-CO2となる。
3月15日のオンライン会見で、YKK不動産の八木繁和取締役(YKKAP技術顧問)はYKKAP商品への展開について「パッシブタウンを進めていく中で環境が室内にどう影響を及ぼすかというシミュレーションを行ってきた。どういう商品を使えばどのような室内環境になるかといったことを導き出せる形になってきている」と述べた。
























