事業承継(下) 持続可能な会社経営へ 将来の稼ぐ力で選別 買い叩かれない利益率を M&Aは中小企業の活路となるか
住宅新報 2022年3月22日 号 3面

市場縮小に伴い生存競争は激しさを増している
情報の非対称性を解消することがM&Aの成功に欠かせない。買収対象企業の価値をはじき出して単純に会社を右から左に流すだけではなく、交渉をまとめるのが最も重要なところだが、売り手企業と買い手企業が発信する情報が正確に伝わらなければミスマッチが生じてうまくいかない。
後継者がいる場合の事業承継でも同じだ。後継者の第三者に十分な情報が伝わっていないと承継後の会社運営に支障を来す。
業界・業種を問わず大手企業は事業規模の拡大をM&Aに活路を求めるが、中小零細企業ではM&Aによる統廃合が進んでいない。複数のM&Aの専門家によれば、住宅・不動産業界の中でもM&Aで生き延びやすいのが賃貸管理会社である。優良案件も多いという。キャッシュフローが潤沢な物件を多く管理している事業者ほど買い手が付く。






















