ひと 〝つながり〟がイノベ生む シェアオフィス「SENQ」に携わる中央日本土地建物グループ 野口 博司さん
住宅新報 2021年11月23日 号 2面
連載: ひと

中央日本土地建物グループが運営するスタートアップ向けシェアオフィス「SENQ(センク)」。SENQの特徴は、拠点ごとにテーマを明確にして施設づくりを行うこと。そして、入居者同士のコミュニティやパートナーとなった大企業や官公庁などとのつながりを通じて、イノベーションを生み出す仕掛けを設けていることだ。2年前に転職してきてすぐにSENQに携わってきた。都内に6拠点あるが、その最新拠点である「目黒」は責任者として関わってきた。
それまでは、スタートアップを支援する仕事をしていた。事業の育成や資金調達などのアドバイスをするような業務を行ってきたが、今までとではだいぶ勝手が違う。「施設の運営そのものは初めてで、日々勉強です」。ソフトの面だけでなくハードの面も加わった。
入社当初は、他の施設とは異なる付加価値を付けられるのかということを考える日々。入居者と話す中で、コミュニティや設備に対する意見を聞くと次の働き方のヒントを得られることがある。それを次の展開で実践してみたいと考えてきた。SENQで得られたノウハウは、大企業テナントのオフィスづくりにも役立っている。テナントに実際のSENQを見せて、机などの設備やレイアウトなどサテライトオフィスづくりに役立てた。
SENQのコミュニティづくりでは、これまでの経験が生きた。施設を横断したコミュニティが入居者自らの企画で発足し、会員同士のつながりが広がったが、うまくいくようにアシストをしてきた。コロナでリアルのイベントを控えてきたが、「やり方はいろいろある」と思い、オンラインや参加人数を限定したイベントを行い、人のつながりの維持に奮闘した。これからまたリアルイベントを少しずつ復活させることを試みる。
最近は、子供の頃からやっていた師範の資格を持つ書道を再び始めた。55歳。(桑島良紀)


























