日本で初めて磁器が焼かれた「焼き物の里」 岐路に立つ有田陶器市 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第26回 佐賀県有田町
住宅新報 2021年11月9日 号 14面
連載: ニューノーマル最前線
有田町は、日本の伝統工芸品の一つ、有田焼の産地として知られている。16世紀末に豊臣秀吉が朝鮮出兵を命じた際、後の佐賀藩主である鍋島直茂は朝鮮人陶工の李参平らを連れて帰ったといわれ、その後、李参平は有田に移住、泉山で磁器の原料となる陶石を発見したと伝えられている。
以来、佐賀藩の下で磁器生産が本格化し、谷あいに「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成され繁栄を極めた。「有田千軒」には、現在も歴史的価値の高い建物が数多く残っており、1991年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され独特の景観を今に伝えている。
このように、陶石の発見以降約400年、日本で初めて磁器が焼かれた産地として、有田町は食器や美術工芸品の磁器の町としてその技術が連綿と受け継がれてきた。























