明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第405回 不動産活用による価値の最大化 場を活用して生活を創造
住宅新報 2021年10月19日 号 4面
【学生の目】
越谷市はさいたま市に隣接することに加え、東京都心からは25キロ圏内にあるため、さいたま市や東京のベッドタウンとして発展してきた。高校生の弟を送る途中、ベッドタウンの一般住宅と異なる低層の集合住宅が目を引いた(写真)。外観や中庭のある造りは賃貸住宅には見えない。カフェやネイルサロンの併設も特徴的だ。調べると、1階は小さな店舗で2階は居住スペースになっている。趣味の延長線の店舗もあり、〝目立つ〟ことで集客を狙う一般店舗とは造りが異なる。住戸は半屋外・半屋内の軒下空間でつながり、カフェは緑を間近に感じるよう中庭に連続する。外界を忘れるのんびりとした時空がある。
「不動産業ビジョン2030」は、時代の要請や地域のニーズを踏まえた不動産を形成し、不動産活用を通じて個人・企業・社会にとって価値の最大化を図ることを基本コンセプトとし、不動産業の将来を豊かな住生活を支える産業、人々の交流の場を支える産業と予想している。不動産業ビジョンを先取りしたこの住宅は、不動産活用のモデルケースになると感じた。























