ニュースが分かる! Q&A コロナ禍での住まい探し 広さや快適さが改めて大事に
住宅新報 2021年10月12日 号 14面
連載: ニュースが分かる!Q&A

コロナ禍拡大による住宅に求める条件の変化(首都圏)
記者A テレワークはもうやりたくないよ。なぜか、必要以上に疲れる。自宅では原稿も書きにくい。
記者B 記者業はどうしても紙ベースの資料は多いし、複数の資料を広げる仕事専用のスペースがあると楽だよね。オンとオフの切り替えも難しい。家にずっといるなんて、コロナ禍の影響がなければ体験しなかったわけで、今でも慣れないところはあるよな。
A 皆、どういうふうに過ごしているのか、テレワークの最中にふと考えるときがあるよ。今、このコロナ禍を踏まえて、家を求める人たちはどういう感じなのかな。
B 9月28日に公表されたリクルートの「住宅購入・建築検討者」調査(調査時期は6月11日~21日、有効回答数はスクリーニング調査が5万9600件、本調査が2714件)では、広さや収納関係が上位にきたよ。
A 家にずっといると、やはり広さが欲しくなる。
B コロナ禍拡大が一番厳しく、最もテレワークを推奨・要請されたのは首都圏(1都3県)と思われるが、その首都圏で「コロナ禍拡大による住宅に求める条件の変化」では、1位が「部屋数がほしくなった」(28%)、2位が「収納量を増やしたくなった」(27%)、同率2位が「広いリビングがほしくなった」(27%)の順だ(表参照)。
A 部屋数のほうは「プラスもう1部屋」のニーズはあったし、収納のほうも家にいる時間が増えると必然的にモノは増えるだろうしね。あと広いリビングはコロナ禍以前から、大空間とか大開口とか、こぞってハウスメーカーは訴求していたし、改めて広いリビングのありがたみが分かったのだろう。
B ほかにも「日当たりのよい住宅がほしくなった」(24%)、「庭がほしくなった」(23%)や「省エネ性(冷暖房効率)に優れた住宅に住みたくなった」(19%)など快適さも重要な条件だ。君がやりたくないといったテレワーク関係で言えば、「仕事専用スペースがほしくなった」は22%だ。
A 仕事用のスペースはやはり欲しいよね。
B 首都圏を含む全体では19%だ。内訳で22%というのはやはり首都圏では関心が高いのだろう。テレワークの実施率も首都圏が高い。
A さんざんテレワークの実施が叫ばれていたからな。
B 21年1月~6月における実施率は首都圏が58%だ。次いで関西が39%、その次が福岡市で33%だ。最も低いのが札幌市で24%だ。
A 首都圏が突出している。
B 9月30日には緊急事態宣言が解除された。出社率を本格的に捉え直す必要性が企業サイドには出てくる。このままコロナ禍が収束に向かうのか、どうか。収束しても在宅勤務がある程度認めてもららえるか、どうか。
A まだ予測できない部分が多いね。
B これまでにない経験だから、予測なんてできないよ。ただ、住宅に関して広さや快適さを改めて見直すのはよいことに思えるよ。家はそもそも帰って寝るだけの場所ではないのだから。
A コロナ禍以前、私は家に帰って寝るだけだったよ。快適さとは程遠かったのか……。仕事専用のスペースや広いリビングが欲しいよ!
B 君がテレワークをやりたくない理由には、何か切ないものを感じるね。






















