ムーディーズがリポート 中国恒大集団に警戒感 不動産市場は中長期で弱含み
住宅新報 2021年10月5日 号 3面
中国の不動産開発大手、恒大集団が世界をリセッション局面に向かわせるのではないかとの不安が広がっている。同社の社債利払いで債務不履行などが一部表面化し、資金難で住宅開発がストップして世界の投資家が警戒感を強めているためだ。
こうした中、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは9月27日、シンガポール発でリポートを発表した。それによれば、中国当局が社会・金融の不安定化を避けようとするが、幅広いセクターで経済的な損失が生じる可能性があるという。中国政府に対する直接的な信用毀損(きそん)は限定的としているものの、不動産セクターが長期的にスローダウンすることで多くの地域と地方政府の財政にも傷みが生じると見立てており、経済成長は来年以降にブレーキがかかると見る。
マネージングディレクター・APACチーフクレジットオフィサーのマイケル・テイラー氏は、「不動産は経済の成長ドライバーであるが、不動産会社の資金へのアクセスなどが制限される可能性が不動産マーケットを混乱させる」と指摘している。






















