目指せ、2拠点生活! 広島・音戸の瀬戸で古民家再生 30 新型コロナで宿の開業が翻弄される(9) キッチンの入れ替え工事で判明した驚き
住宅新報 2021年9月28日 号 11面

スケルトンタイプでシルバーに統一したキッチンスペース
シェア型のキッチン
ステンレスキッチンは、インターネットで見つけて購入し、搬送してもらった。こだわった点は2つあり、1つはスケルトンタイプであること。宿泊者など、不特定多数が使いやすいようにするためには、見渡せるスケルトンは便利である。
もう1つは、キッチンのピッチの高さだ。入れ替え前の古いキッチンは70センチだったが、新規購入したのは85センチであった。最近は、男性もキッチンに立つこともあり、これぐらいの高さは欲しいものだ。
床が抜けそう?
さて、工事は古いシステムキッチンの解体から始まる。そして驚くことが判明したのだ。キッチン下の床が傷んでいて、一歩間違えれば、床が抜けそうになっていた。更に、その床を剥いでみると、なんと、ドブのようなものがありふたが付いているではないか。下水が流れていて、なるほど、これでは、湿度が上がり床下が傷む。だから白アリも発生したわけで、軟らかい木を好むのだ。このキッチンスペースは、戦後に増築されていて、ブロックで囲まれている。湿度対策を怠ったいい加減な工事だったかもしれない。ほかの百年近い古い建物部分は、床下が風通しよく、柱の足場も昔のまま残っていた。赤いベンガラもはっきり見えて、防虫対策になると昔の人は知っていたのだ。
実は、白アリが発生した際に、キッチンの床下がやけに湿度が高いことが気になっていたが、その原因は突き止められないでいた。今回の工事でふたの部分を完全にふさぐことにして、湿度を遮断した。いずれにしてもクラウドファンディングによって、キッチンの入れ替えができたことで、問題点を発見できた。
支援でシャワーも
一方、2階のシャワーブースは、インターネットで見つけたコンパクトサイズを購入して、同じく設置工事をお願いした。少々、製品に不具合があったが、さすがプロである。コーキング処理等で、うまくアジャストしてもらった。レビューでは評判がよくなかったが、このサイズは同製品しかなかったのだ。
このように、クラウドファンディングの支援金を使い、報告の写真を全員に送信した。キッチン目当てのゲストが泊まるなど、効果は絶大だ。






















