前線停滞で九州・中国地方で甚大被害 「流域治水の対策加速へ」
住宅新報 2021年8月24日 号 1面
8月11日からの活発な前線に伴う大雨の影響により、全国各地で土砂災害や河川の氾濫などが起きている。九州北部・中国地方では線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となり、広島、福岡、佐賀、長崎の4県では大雨特別洪水警報を発表。降水量が1300ミリを超えたところもある。
8月20日の会見で赤羽一嘉国土交通大臣は、人命最優先で対応を進めている点や現地へのTEC―FORCE(テックフォース)の派遣状況などを報告した。
最新の被害状況について、河川では国が管理する六角川水系六角川や江の川水系江の川をはじめ、26水系69河川で氾濫を確認したことに加え、土砂災害については人的被害が出た長崎県雲仙市や長野県岡谷市をはじめ、計211件の報告を受けているとした。
また赤羽大臣は、国・県・市の関係機関で内水氾濫対策を進めてきた福岡県久留米市で4年連続の内水被害が生じたことに言及。
要因として排水ポンプ増設などの対策工事が追い付かなかった点を挙げ、「今後も大雨災害の激甚化、頻繁化が想定されるため、流域治水の対策を進め、成果を出す」と説明した。
なお、消防庁によると、8月20日午前7時半現在の被害は全国20府県に及び、人的被害26名(死者8名、行方不明者3名、負傷者15名)、住宅被害4929棟(全壊13棟、半壊13棟、一部破損101棟、床上浸水898棟、床下浸水3904棟)が報告されている。























