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プレミアム会員限定美しい海岸を持つ県随一の景勝地 新たな観光モデルに挑戦 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第10回 茨城県大洗町

住宅新報 2021年7月13日 号 12面

連載: ニューノーマル最前線

総合
  • 大洗町の中心市街地を望む

    1 / 3大洗町の中心市街地を望む

 茨城県の太平洋沿岸のほぼ中央に位置する大洗町は、穏やかな気候・風土に恵まれた観光・保養の地であり、白い砂浜と松樹林に覆われた海岸が美しい景勝地である。また、アクアワールド茨城県大洗水族館をはじめ、多くの観光・商業施設が臨海部に集積し、年間440万人超の入り込み客数を誇る県内随一の観光地である。他方では、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構をはじめとする研究施設の進出など、長年にわたり原子力研究開発の先駆的な役割も果たしている。

 大洗町の観光地としての歴史は古く、江戸時代には花街として、また大洗磯前神社の門前町として茶屋や料理屋などが生まれ、明治時代あたりから旅館が営まれたようである。当時、大洗と水戸間の汽船運航や常磐線が開通し、潮湯治と呼ばれた海水浴の始まりと共に観光地となり、その後水戸間の電車が開通したことにより、たくさんの観光客を迎える地域となった。

 戦後は地域振興策として官有地に大洗ゴルフ場や大洗水族館がオープンした。昭和40年代後半になると、大洗港や道路、鉄道等のインフラ整備が進められ、1985(昭和60)年にはフェリー就航、大洗鹿島線が開通した。その後大型の商業施設やテーマパーク等も立地して通年型リゾート観光地の地位を築いた。

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