コロナ対応が進む観光・リゾート地 活性化する中古物件・空き家市場 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第9回 栃木県・那須高原
住宅新報 2021年7月6日 号 14面
連載: ニューノーマル最前線
那須高原(那須町)は、東京から約180キロ、東京と仙台のほぼ中間に位置する観光と農林業の町である。北西部には雄大な那須連山の主峰・茶臼岳(1915メートル)がそびえ、山麓地帯には舒明2年(西暦630年)開湯の歴史がある那須温泉郷、殺生石などの史跡やテーマパーク、多くの宿泊施設や別荘があり、更には御用邸があることから「ロイヤルリゾート那須」として知られている。また、裾野には広大な酪農地帯、南東部には八溝の山並みに抱かれた里山の農村風景が、松尾芭蕉や義経伝説に代表される様々な史跡と共に広がっている。
コロナ禍による生活様式の変化は、那須町における不動産のあり方にも様々な影響を与えている。
那須町の公表情報によると、20(令和2)年の観光客入込数は対前年比27.5%減の348万872人、宿泊者数も対前年比29.1%減の123万9884人で、いずれも統計が開始された1991(平成3)年以降で過去最少を記録し、コロナ禍で那須町の観光業も大きな打撃を受けている。























