教育事業部長としてこの数年、不動産コンサルティングマスターと宅建マイスターという既存2資格をよりブラッシュアップしていこうと、資格要件の厳格化や職業倫理強化などに取り組んできた。2資格とも不動産流通推進センターの認定資格だ。「知識に磨きをかけるだけでなく、認定の目的・意義を考えると、顧客に寄り添う姿勢こそが大切と思えるからだ」。
コンプライアンスとは、単なる法令順守という狭い定義にとどまらず、職業倫理や社会道徳、顧客への忠実性など、より幅広い意味に捉えられるようになっている。そこで一昨年からは認定資格者のコンプライアンスをテーマにイベントを開始。初回を東京で開催した後、各地で実施する予定だったが、コロナ禍で計画を一部変更。昨年はオンラインを併用しながら大阪や福岡でも開催してきた。そして今年は、この7月と8月、動画配信方式で講演会を開催する(6面参照)。そこには今、話題の漫画『正直不動産』の原案者も講師として登壇する。それもあってか現在までに申し込みのあった視聴希望者500人のうち、200人が不動産業界以外の人だという。
「コンプライアンスを浸透させるためには、資格者である個人の努力だけではなく、業界全体の足並みをそろえて取り組まなければ前には進まない」



























