東京から好アクセスのリゾート地 変わる需要者、市場が活性化 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第5回 長野県軽井沢町
住宅新報 2021年6月8日 号 18面
連載: ニューノーマル最前線
長野県の東端で群馬県境に位置する軽井沢(北佐久郡軽井沢町)は、浅間山の南東斜面の標高900~1000メートル地点に広がる高原の町である。古くから信濃と関東を結ぶ交通の要衝で、江戸時代には五街道の一つである中山道の宿場町として栄えた。1886(明治19)年に英国聖公会宣教師により軽井沢が避暑地として好適であるとして内外著名人に紹介され、以降は日本を代表する避暑地として成長し、夏期人口は常住人口の10倍近くとなる。近年でもリゾートホテルの開業、億ションとなるリゾートマンションの建設計画、私立の幼小中一貫校の開校等の開発が進んでいる。
カラマツ林が広がり夏期は冷涼な気候という恵まれた自然環境を前提に、新幹線で東京から1時間強の好アクセス、旧軽井沢銀座や1995(平成7)年に開業した駅南口の大規模ショッピングモールをはじめとする商業施設など、首都圏在住者にとって高級別荘地としてふさわしいインフラが整備されていることが軽井沢の高い人気の要因である。土地の分譲等を行うに当たっては1区画1000m2以上とすること、敷地内に存する樹木をできる限り残存させること等が条例で規制されており、これらの町の施策も居住環境・ブランドイメージの向上に寄与している。
ファミリー層の定住需要























