この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇41 住宅評論家 本多信博 そろそろ結論 (4) ロボットに優しいかたち
住宅新報 2021年5月11日 号 15面

ロボットが家事全般をこなす未来は、住まいのかたちが今とはまったく変わっている可能性がある
未来の住まいのかたちは、人間がどこまでロボットの能力に依存するかにかかっている。自動洗濯機、自動食器洗い機、掃除ロボットなど今でも家事の一部が自動機械に託され始めていることを踏まえれば、いずれは料理や高齢者の介護、子守り、留守中のペットへの餌やり、庭の草むしりなどあらゆる家事がロボットの仕事になっていくと見るのが妥当である。
今でもそうだが、家事は面倒なもの、家事に時間を取られるよりも家族団らんの時間を増やしたいと思う人が多い。ロボットの性能が飛躍的に向上して、人間の代わりに家事全般をこなせるようになる日はそれほど先のことでもないという。表現は悪いが、ロボットが人間の奴隷となって24時間働き続ける時代がやがてやってくると予測する科学者は多い。
食事をつくるのも、ロボットが冷蔵庫の中を見て、最適の献立を考えてくれるようになるらしい。もちろん、その頃にはロボットが動きやすいシステムキッチンが開発されている。掃除ロボットは障害物をよけながら床を奇麗にするどころか、自分で障害物をどけて掃除をし、終われば元に戻しておくこともできるようになるという。自動で2階にも行くし、ベッドメイクもできるようになるだろう。






















