昨秋、8代目の会長に就任した。「日管協に携わって25、26年が経つ。若い頃からお世話になってきた。管理業界があったからこそ、そして先輩方に支えられて今がある。これからは恩返しの気持ちで務めていきたい」。
会長就任に当たり、まず考えたのは「協会とは何か」。「オーナーや入居者、社会に対して協会の活動や役割をアピールし、頼られる存在でありたい。そして日管協の会員であることが信頼の証しになるよう〝協会の格〟を上げたい」。
昨年には、業界念願の賃貸住宅管理業法が成立。いよいよ管理業者登録制度が始まる。「長年にわたる活動が実りうれしいが、これはゴールではない。むしろ、ここからがスタートだ。仕組みは用意されたのだから、それをどう生かしていくのかは我々の役割」と気を引き締める。「新法に対する会員の理解度はまだ低い。自分たちは何をすべきか、どういう責任が生じるかなどを伝える必要がある」。
米国に本部を置く不動産経営管理の専門家団体IREMの日本組織にも所属し、国際交流の経験も豊富だ。「海外と比べて日本の管理業務はきめ細かい。一方でITなどは遅れている」。そして、日本の賃貸住宅管理業にはもっと国際的な視点が必要と説く。「例えば今回の新型コロナ流行で、海外の管理業はどうなっているのか。そういった国際比較がすぐに出せるような協会にしたい」。
最近は若手が集まる勉強会にも積極的に足を運ぶ。「若い人の発想は素晴らしい。世界で活躍してほしい。我々はそれを応援していきたい」。
19年に中期運営方針を策定した。5年後のありたい姿と共に、会員企業の経営力強化や地方協会活動の活性化など5つの骨子を掲げた。「絵に描いた餅にしないよう実行していく」。
趣味は絵画鑑賞と旅行。東京都渋谷区出身。62歳。 (井川弘子)























