自動運転バスの走行実験 大丸有協議会 スマートシティへの第一歩
住宅新報 2021年3月16日 号 3面

一方通行の道路を往復する自動運転バス
大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有協議会)は3月8日~14日、東京都千代田区の丸の内仲通りで自動運転バス走行の実証実験を実施した。これは歩行者と自動運転バスが共存する環境の社会受容性を検証するもの。同協議会のスマートシティプロジェクトの一環で、国土交通省の「スマートシティモデル事業」(20年度)の先行モデルプロジェクトにも選定されている。
実証実験は同協議会が全体を統括。ソフトバンクのグループ会社であるBOLDLY(東京都千代田区)が自動運転バスの運行・遠隔監視などを担当した。3月9日には、メディアを対象に自動運転バスの走行を披露し、説明会を開いた。同協議会スマートシティ推進委員会の川合健太氏は「モビリティ移動に主眼を置いたプロジェクトとして実験を行う。(大丸有地区スマートシティの)ビジョンの中には歩車が混在するような道路空間の形成を都市のリ・デザイン像として掲げている。その像に向けた第一歩」と説明した。
車両は障害物を検知するセンサーなどを用いて走行。ルートは丸の内ビルディング前から丸の内パークビルディング前までの約350メートルを往復した。歩行者専用時間帯に走行し、一方通行の道路の片側を往復するため、通常ではできない一方通行の逆走、右側走行と、様々な角度から受容性を検証した。安全性のために、自動運転バスは時速6キロ以下の低速で進み、音を流して歩行者に注意を喚起した。






















