この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇21 住宅評論家 本多信博 働き方改革の憂愁 〝能力主義〟に追われる未来とは
住宅新報 2020年12月15日 号 17面

「働き方改革」は働くスタイルを多様化し、ワークライフバランスを実現してくれる夢の改革だろうか。それとも能力主義・実力主義がまかり通る殺伐とした社会をもたらすのだろうか
テレワークや在宅勤務などの「働き方改革」は、企業の雇用形態を大きく変え、それが社会のあり方、ひいては男と女の関係(結婚制度など)にも大きな影響をもたらす可能性がある。
今、進められている「働き
方改革」のベクトルは確実に「能力主義・成果主義」の方向に向かっている。これにより、これまで日本の企業社会に根付いていた終身雇用・年功序列型システムがいよいよ終えんを迎える。既にその兆しは現れつつあるが、仮に大企業に就職したとしても、それが自分の人生に長いレールを敷くことにはならない。






















