アジア最大級の物流施設 ESR 投資額830億円、23年3月竣工
住宅新報 2020年12月15日 号 3面

東扇島DC(第1期)の完成イメージ
ESR(東京都港区)は21年3月、川崎市川崎区東扇島でマルチテナント型物流施設「東扇島ディストリビューションセンター(東扇島DC)」(第1期)を着工する。同施設は敷地面積7万7725m2、延べ床面積36万5385m2。同社では「尼崎ディストリビューションセンター」(兵庫県尼崎市、延べ床38万m2)に次ぐ規模。国内およびアジアでも最大クラスの施設になる。今回の総投資額は約830億円で、23年3月末の竣工を目指す。
同施設の構造はプレキャストプレストレストコンクリート造(PCaPC造、今週のことば)の9階建て(免震構造。倉庫部分は1~8階、9階はアメニティ施設)。最大で1フロア当たり各6テナント、計48テナントの入居に対応する。企画設計・マスタープラン・基本計画はESR、設計・施工は東急建設となる。
立地は首都高速湾岸線「東扇島IC」から約1キロ。川崎港に隣接し、横浜港まで15キロ、羽田空港まで10キロと陸海空の輸送インフラが整備されている。21 年度には羽田連絡道路、23 年には川崎港臨港道路東扇島水江町線の開通が予定されており、羽田空港、川崎市内陸部や首都高横羽線方面へのアクセス向上も見込める。設備面では上り・下り専用のランプウェイを結ぶ中央車路・バース式を採用した。1階は冷蔵冷凍の使用を見据え、有効高が6.5メートル、床荷重が1m2当たり2トン。2~8階は有効高が5.5メートル、床荷重が同1.5トンの計画。特別高圧電力の供給ができるため、冷蔵冷凍、ロボティクス、ハイスペックのシステム導入など多様なニーズに応える。
再生可能エネルギーの使用などでCASBEE(建築環境総合性能評価システム)のSランク評価基準もクリアする。アメニティ施設ではラウンジやショップに加え、東京湾の眺めを堪能できるダイニングルームも設ける計画だ。
第2期も計画中
ESRは16年に計画地を購入。2つの物流施設を建設する計画で、今回が第1期となる。第2期は計画中であり、25年の竣工を目標に敷地面積6万6127m2、延べ床面積30万6000m2の規模を想定する。






















