倉庫リノベーション ここがポイント! (8) サーキュラー・エコノミー宣言
住宅新報 2020年11月17日 号 8面

出村亜希子氏
私のバックグラウンドには、新卒で入社し4年余り勤めた建設会社があります。建設業界では異色の存在で、建築主のための建設業を標榜し、業界改革を旗印に「CM(コンストラクション・マネジメント)」の普及に力を入れていました。
人口減少社会を迎え、スクラップ&ビルドによる建築優先の時代ではなくなるなか、建築費のコストダウンという価値を提供するサービスは、画期的で社会的な意義があると感じ、私も熱心に取り組んできました。CMは品質を保ちながらコストダウンを図るもので、手法の一つにはVE(バリューエンジニアリング)といって過剰や無駄を洗い出し取り除く方法があり、過剰消費を抑える効果もあります。エコノミー&エコロジーを追求しているとも言えます。
一方、現在手掛ける倉庫リノベーション。「スクラップ&ビルド」から「キープ&メインテイン」へという考えのもと、築古の物件を改修工事によって新しい用途に生まれ変わらせ、建物寿命を延長させるものです。これはサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の一つであり、不動産という資産の構築においても一種の付加価値であると考えています。






















