不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学AI・ビジネス研究センター客員准教授 宗 健 第28回 東京都の人口減少は歴史的転換点か
住宅新報 2020年10月13日 号 7面
連載: 不動産市場異聞
新型コロナウイルスの収束が見込めないこともあり、東京都の人口が減少に転じていることが話題になっている。一部のメディアでは「歴史的転換点か」とも言われている。しかし、人口動態は短期的な変動ではなく長期的な傾向に注目する必要がある。その意味で、東京の人口減少が歴史的転換点かどうかまだ判断することはできない。
要因は流入減少
住民基本台帳人口移動報告で20年に入ってからの東京都の人口動態を見てみると、確かに5月・7月・8月と転出が転入を上回って、人口が減少している。長期推移で見ても、バブル期の88年から96年までは人口減少が続いたが、97年以降は一貫して人口は増加している。 そうした中での単月での人口減少であるために注目度は高いようだが、20年を通じて減少となる可能性はかなり低い。























