この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇10 住宅評論家 本多信博 〝コロナ〟は何を変えたのか 自分を見つける〝幸福指標〟
住宅新報 2020年9月29日 号 11面

コロナを機に、自分はどういうライフスタイルを望んでいるのか、自分の能力を発揮できる仕事や、働き方とはどういうものなのかを真剣に考える人たちが増えている。それがこれからの住まいの選び方を大きく変えていくのではないか
14世紀にヨーロッパで流行したペスト(黒死病)は当時のヨーロッパ人の4分の1から3分の1の命を奪った。当然、人々の価値観は大きく変化し、農奴解放などその後の社会構造、産業構造にも大きな変革をもたらした。
今回の新型コロナウイルスはそれと比べれば感染規模も死者の数も小さいが、医学の進歩など14世紀と21世紀という時代の違いを踏まえればその衝撃はあまり変わらないのではないか。つまり、今回の新型コロナも人々の価値観や社会構造を大きく変える可能性がある。そうした危機感のもと、今年6月には自民党国会議員による「Withコロナ・Afterコロナ 新たな国家ビジョンを考える議員連盟」(下村博文会長)が発足している。会長の下村氏は菅新政権で自民党の政調会長に就任した。
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