菅総理、地方活性化に意欲 国交、経産、環境大臣は再任
住宅新報 2020年9月22日 号 2面

就任会見で方針を語る菅総理(提供=日本専門新聞協会)
9月16日に就任した菅義偉内閣総理大臣。安倍晋三前総理による8月28日の辞任表明を受け、「安倍政権の継承」を打ち出して、9月14日の自由民主党総裁選に名乗りを上げて勝利、総裁に就いていた。
菅総理は就任会見でも、冒頭の発言で「安倍政権の取り組みを継承し、しっかりと進めていくことが自分に課された使命」と改めて表明。また経済再生を「政権の最重要課題」に据え、「新型コロナウイルス感染症対策と経済成長の両立を目指す」と述べた。
更に「『地方を大切に』『すべての地方を元気に』という思いを原点として、政策を行ってきた」と語り、地方活性化を重視する考えを強調。インバウンド観光客の増加などを背景に、「昨年、地方圏の地価が27年ぶりに上昇したことが何よりもうれしかった。今後も、こうした地方を活性化する政策にしっかりと取り組んでいきたい」として、全国の地価上昇につながる不動産価値の創出や需要喚起などに意欲をにじませた。
就任会見後、菅内閣としての基本方針を閣議決定。「同感染症への対処」「雇用を確保し暮らしを守る」「活力ある地方を創る」「少子化に対処し安心の社会保障を構築」「国益を守る外交・危機管理」の5項目を掲げた。
平沢氏が復興、野上氏が農水
井上氏が万博担当で初入閣
同日、菅総理は新内閣を発足。「安倍政権の継承」を体現し、多くの閣僚を再任。赤羽一嘉国土交通大臣も再任された(1面参照)。また経済産業大臣には自民党(以下同じ)の梶山弘志衆院議員(茨城4区)を、環境大臣には小泉進次郎衆院議員(神奈川11区)をそれぞれ再任させた。
初入閣は5人。そのうち、農林水産大臣として野上浩太郎参院議員(富山選挙区)を任命。53歳で、三井不動産に勤めていた。前内閣官房副長官で、国交副大臣や自民党国土交通部会長代理など国交行政に携わった経歴がある。
また復興大臣には平沢勝栄衆院議員(東京17区)が就いた。平沢大臣は福島県出身で75歳。警察庁を経て、総務大臣政務官や内閣府副大臣、自民党広報本部長などを経験。
更に井上信治衆院議員(東京25区)が、国際博覧会担当大臣として初入閣。内閣府特命担当大臣(消費者および食品安全、クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策)も兼ねる。井上大臣は50歳で、国土交通省住宅局建築指導課の元課長補佐。現在は自民党中古住宅市場活性化委員長や全日本不動産政策推進議員連盟の事務局長も務めており、住宅・不動産分野に造詣が深い。


























