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スタンダード会員限定渋谷駅東口雨水貯留施設を整備 東急、都下水道局 水害に強い街づくり

住宅新報 2020年8月25日 号 3面

総合
公開された貯留施設内

公開された貯留施設内

 東急と都市再生機構が共同施行者として進めてきた渋谷駅街区土地区画整理事業で、渋谷駅東口雨水貯留施設の整備終了を受け、8月31日から供用を開始する。同施設は東京都下水道局が維持管理を行う。8月19日には報道陣に公開された。

 同施設は「大規模地下街の浸水対策事業の位置付け。今回は街づくりと一体で行われ、効率的な浸水対策が進められた」(下水道局計画調整部計画課水質改善事業推進専門課長の菅野建城氏)。東口広場の地下約25メートルの深さに整備。南北が約45メートル、東西が約22メートル、高さが約7メートルの大規模な構造物。約4000m3の雨水を貯水でき、1時間当たり75ミリの降雨に耐えられる。一時的に貯留された雨水は天候回復後に約48時間を掛けて排水される。施設底部の劣化を防ぐために、雨水の流入の勢いを抑えるドロップシャフト(らせん状の水路)を採用した。脱臭・換気設備も設けており、効率的な維持管理に配慮する。

 渋谷駅はすり鉢状の地形の底の部分に位置し、浸水や冠水の被害を受けやすいという課題があった。駅周辺は複数の路線や施設に囲まれる狭隘(きょうあい)な場所。同施設の真上にはバスターミナルもある。場所、時間の面に加え、歩行者への安全配慮など工事には制約が多かった。駅周辺は鉄道改良事業など同時進行の工事もあり、綿密な工事調整が行われた。

 東急渋谷開発事業部開発推進グループ都市基盤整備担当課長の織茂宏彰氏は「華やかな施設を提供するのは大切なことだが、同時に安全・安心な街づくりをしっかり行う、その一つが今回の施設。構想から13年越しで完成した。これからも魅力的な渋谷の街づくりの一翼を担いたい」と抱負を述べた。

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