地所など7社 鹿児島に木材新会社 新建材や低価格CLT戸建て供給
住宅新報 2020年8月4日 号 1面
三菱地所、竹中工務店など7社は、建設用木材の製造から販売まで統合型ビジネスモデルによる木材事業会社「MEC Industry株式会社」を設立した。同社は、鹿児島県湧水町に自社生産拠点を置き、新建材事業と木(もく)プレファブリック事業の2本柱とする。三菱地所の吉田淳一社長は、「社名のMECは、今回のプロジェクトでは(三菱地所ではなく)Many Excellent Companyの略だ。鹿児島県でスタートすることで、豊かな自然の保全や自然による防災性向上、地方創生、SDGsを盛り上げていきたい」とあいさつした。同社は10年間で売上高100億円を目指す。
地球環境への配慮や資材、人件費の高騰が設立の背景。原木の調達、商品開発、製造コスト削減、販売チャネル開拓まで一貫して手掛ける。新建材事業は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造で使われる建材の一部が木に置き換えることを可能とする建材を開発・供給。優れたデザイン性、施工負担の軽減、森林資源・環境保全への貢献を提供価値とする。21年4月に天井の内装仕上げ材としてそのまま使える「(仮称)配筋付型枠」を発売する予定だ。
木プレファブリック事業は、CLTや2×4材を使用したローコスト戸建て住宅を供給。施工手間の削減・工事期間の短縮、品質の安定、耐震性・耐火性・断熱性を確保する。同社のCLT規格注文住宅は、木造ユニットを工場生産し現場で組み上げる工法となっており、延べ床面積100m2で1000万円を切る水準での供給を可能にした。今後は、住宅のみならず店舗や倉庫など大規模建築物の展開も検討する。






















