地域連携で空き家を解決 三友システムアプレイザル常務執行役員 田井 政晴 ▶(6) 古い=価値がない、ではない
住宅新報 2020年6月30日 号 3面
空き家の経済価値
戸建て住宅は、新築時点から建物部分の価値が減じていきますが、定期補修もなく放置されてしまうと、使用不可能な状態となり、土地の価値まで毀損します。全国の宅地面積の平均は263m2、建物延べ床面積の平均は126m2(18年住宅土地統計調査)、地方圏の住宅地平均価格は3.2万円/m2(20年公示地価)ですから、およそ840万円の土地に中古建物が建っているイメージでしょうか。木造建物の法定耐用年数は22年ですが「古い=価値がない」は正しい判断ではありません。
中古戸建てとして流通する45.6%は建築後21年を経過(18年フラット35利用者調査)している建物であることから明らかです。空き家問題とは放置して使えないという問題であって、解決は所有者の意思次第です。客観的な情報を提示して選択可能な判断基準を示すことによって、問題を先送りしがちな所有者の意思決定を促し、空き家の流通につなげる効果があります。























