新設住宅着工・4月 持ち家に新型コロナの影じわり 施工休止等で60年ぶりの低水準
住宅新報 2020年6月2日 号 2面
国土交通省は5月29日、4月分の建築着工統計調査報告を発表した。新設住宅着工戸数は前年同月比12.9%減の6万9162戸で、10カ月連続の減少。新設住宅着工床面積は571万9000m2(同12.4%減)と、9カ月連続で減少した。また季節調整済年率換算値は79万7000戸(前月比12.0%減)で3カ月ぶりに減少し、11年10月以来の80万戸割れとなった。
戸数の内訳を見ると、持ち家は2万1015戸(前年同月比17.4%減)と大幅に減少。9カ月連続の減少であり、4月としては1960(昭和35)年の2万382戸以来の低水準となった。前年同月の着工が高水準だった反動もあるが、同省建設経済統計調査室は「一部ハウスメーカーが新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、住宅の着工を休止したことが影響した」と分析している。
貸家は2万4976戸(同15.4%減)で20カ月連続の減少。持ち家と共に全体の戸数を大きく引き下げた。
分譲住宅は2万2557戸(同3.6%減)で6カ月連続減。このうちマンションは愛知県や兵庫県などで大規模物件が着工し、1万723戸(同2.3%増)で反転増となったものの、戸建ては1万1665戸(同8.1%減)と5カ月連続で減少した。


























