空き家運用者を調査 運用益出せない人が3割以上 アキサポ総研
住宅新報 2020年5月5日 号 9面
アキサポ空き家総研(運営:ジェクトワン)はこのほど、空き家運用者の意識・実態に関する調査を実施した。それによると、現在空き家を運用している人で利益や管理の手間など、総合的に「満足している」と回答した人が全体(n=190)の67.9%になったのに対し、3人に1人は「不満」(32.1%)を抱いていることが分かった。また、空き家運用者の3割以上(32.3%)が「賃料は得られていない」と回答した。
空き家の運用状況については、戸建て所有者の半数以上(52.3%)が「自分や家族だけで住んでいる」と回答。区分マンション所有者では「すべて住居として貸している」が77.3%と最も多く、自身の物件を賃貸として運用する割合が高いことが分かった。また、自己所有の空き家をリフォーム、リノベーションした際にかかった費用については、全体では「100万~200万円未満」(16.4%)が最も多く、「200万~300万円未満」(15.5%)、「300万~400万円未満」(12.4%)と続いた。
所有する空き家の運用目的では、全体(n=209)の9割以上(91.9%)が賃料を得たいと回答。同総研では、「多くの人が運用益を得られていない背景には、物件の形態や劣化状況を理由に、他人に貸すなどの運用方法を断念する人が一定数存在する。必要最小限の修繕をして、セカンドハウスなど実需として運用する人が多い」と説明。「人に貸すにも、運用するにもお金(修繕費)がかかるという考えを解決する制度やサービスの提供が重要となる」と指摘している。






















