残したい情景~文化的歴史的所産を巡る~ 最終回 大阪府堺市 一般財団法人 日本不動産研究所 堺・宿院界隈の情景 伝統・文化が息づく町並み
住宅新報 2020年4月28日 号 12面
堺は平安時代、摂津・河内・和泉の国境に位置したことから「さかい」と呼ばれるようになったとされる。戦国時代には、堺は日明貿易や南蛮貿易の拠点として国際貿易都市へと発展する。堺に滞在した宣教師ルイス・フロイトは堺を日本の最も富める港で、日本国内の金銀の大部分が集まる所と表現し「東洋のベニス」と著書に記載した。
戦国から安土桃山時代にかけての堺は鉄砲や海外から集まる農産物等を求めて、全国からお金が集まる町であった。お金が集まる町には、世界から人・物・情報が集まり、国際化・情報化が進む。国際化・情報化が進む町では新たな産業や文化が生まれる。堺では鉄砲生産等が盛んになり、千利休や今井宗久に代表される茶の湯の文化等が花開くことになる。
戦火で焼失























