売却新ニーズ (上) 「オンライン買取」 住み替えの促進担うか 手軽さに期待、「売買の長期化」懸念も
住宅新報 2020年4月21日 号 1面
不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が公表した19年の利用者意識アンケート(上図参照)によると、物件の問い合わせから契約までにかかった期間の長期化が顕著だ。売買では「1カ月未満」の〝今すぐ客〟が18%であるのに対し、「1カ月以上」が8割以上。特に「3カ月以上の合計」は48.5%を占め、この割合は16年比で4倍近くに増加している。
マンションは平均売却期間6カ月、戸建ては同11カ月とも言われる。個人間のマッチングには事例差が大きく、売り出し直後に成約する物件もあれば、長期間売れずに値下げを余儀なくされるケースもある。だが、後者の値下げリスクが日常的となれば、エンド顧客の売却行動が停滞しかねない。売主にとっては売却につなげる多様な選択肢とそれを選ぶ根拠が明確になっていることが望ましい。特に、住み替えを検討する売主にとっては、残債の支払い計画や次の住まいの選択に直結するため、いつまでにいくらで売れるという〝分かりやすさ〟は大きな利点になる。
入札方式でマッチング























