残したい情景~文化的歴史的所産を巡る~ 第45回 和歌山県和歌山市 一般財団法人 日本不動産研究所 大阪以南最大の「ぶらくり丁商店街」 3大学誘致で再生の機運
住宅新報 2020年3月24日 号 24面
ぶらくり丁商店街は、南海和歌山市駅とJR和歌山駅との間に位置し、和歌山市のシンボルである和歌山城、金融機関や賃貸事務所が集積する本町通りおよび和歌山市役所などから徒歩圏内という中心市街地に位置する商店街である。本町、ぶらくり丁、中ぶらくり丁、東ぶらくり丁、ぶらくり丁大通り、北ぶらくり丁の6つの商店街から構成され、その歴史は江戸時代までさかのぼる。
栄華を極めた繁華街 1830年にこの一帯が大火により焼失した後に、商人が集まってきたのが商店街の始まりと言われており、以来、和歌山城の城下町の一部を形成し、紀州藩を代表する繁華街、歓楽街として栄華を極めていた。また、ぶらくり丁という名前の由来は、軒先から店内いっぱいに商品をぶら下げて陳列したことから定着した名前であると言われている。
明治以降も和歌山市の繁栄を背景に、ぶらくり丁は和歌山県を代表する大阪市以南でも最大の繁華街として繁栄した。買い物客の前には人の頭しか見えないほどでまっすぐ歩けないとまで言われたくらいにぎわう繁華街であったとのことであるが、その当時の写真などを見ると、その話も十分に理解できる。























