幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 81 /100 人間が機械に使われる日 感性を失えばありうる話
住宅新報 2020年3月3日 号 13面
連載: 幸福論的「住宅論」

コンピューターやAI(人工知能)の発達がどんな社会をもたらそうとしているのか、誰にも分からない。果たして人間は「人間による、人間のため」の未来を創造できるだろうか
コンピューターや人工知能(AI)が導入され普及すると、計算や事務的仕事は機械に任せ、人間はより創造的な仕事に就くことができる、といわれている。
例えば、不動産仲介業でもAIを活用すれば、価格査定も、そのための物件に関するあらゆる情報も瞬時に入手することができるようになる。そのため営業担当者はそれで浮いた時間を顧客のニーズをより深く把握して適切な提案をするための時間に費やすことができるというわけだ。しかし、AIやコンピューターを活用することで、作業効率が上がるのなら、営業担当者は従来よりも多くの案件をこなせるようになると考えることもできる。
創造的仕事は






















