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プレミアム会員限定ニュースが分かる! Q&A 住宅展示場来場者の意識調査 〝永住志向〟が高水準

住宅新報 2020年2月18日 号 12面

連載: ニュースが分かる!Q&A

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ニュースが分かる! Q&A 住宅展示場来場者の意識調査 〝永住志向〟が高水準

 記者A 戸建て住宅の受注が芳しくないな。1月度のハウスメーカーの来場者も前年同月比(単月)でプラスは少ないし、なかなか全体的な傾向が見極めにくい。

 記者B 前回の消費税率引き上げの駆け込みに対する反動減ほどではないにしても、増税の影響はが出ているのだろうか? 住宅購入検討者の動向をつかむのは難しいよ。

 A 今年も住宅生産振興財団と住宅展示場協議会が「総合住宅展示場来場者アンケート」の調査報告を公表したのだが、住宅計画実現時期として「1年以内」を想定した計画者は前年と比較して6.7ポイント減少して、25.6%になっている。

 B ざっくりと言えば、全体の3分の1だったのが、4分の1になったわけだ。今回の調査結果の全体像はどうなっているの?

 A この調査は毎年、トピックテーマが設定されていて、今回は「令和時代の住宅事情・計画の変化と、住宅需要を支える若年層の住宅意識」だ。全国29会場で、住宅計画を考えている来場者だけにアンケートを依頼していて、依頼数は2100票。回収数は752票(有効回収数711票、有効回収率33.8%)だ。アンケートの依頼期間は19年9月1日~9月23日となっている。

 B 消費税率引き上げ直前といった感じだね。

 A 展示場への来場者(定点調査)は若年層(34歳以下)が減り37.3%で、中年層(35~49歳)が増えて46.0%と最も多い。平均世帯年収は716万円(18年は702万円)と過去最高額を記録していて、平均建築予算は2430万円(18年は2434万円)だ。

 B それで、住宅計画の理由(定点調査、複数回答)はどうなっているの?

 A 「子供の成長を考えて」が49.5%と最も高い傾向は変わらない。そして「現在住んでいる住宅は借家なので」が33.6%、「現在住んでいる住宅に不満・不便があるので」の28.1%と続く。

 B 住宅ローンの金利は低いし、今の時代は恵まれているよ。

 A そこは少し違うね。住宅計画の理由の中で「住宅ローンの金利が下がっているので」は17年以降、減少傾向が続いていて、19年は6.6%だ。特に若年層はずっと金利が低い時代を過ごしていて、金利が低いのは当たり前の感覚なのだろう。

 B 確かに。

 A 若年層の「関心ある住宅・生活環境」の中で「一生涯住み続けられる品質の高い住宅」に関心を持つ人は96.2%も占めた。可処分所得も減っているし、若いうちによい家を買って、住み続けようと考えるのは経済合理性に合っているよ。インターネットで調べたい情報(複数回答)は「建築に掛かる予算」が62.3%とトップだ。これは若年層が69.4%、中年層が59.0%、50歳以上の熟年層が55.5%と、どの年代でも高い数字を示している。

 B それで景況感の影響はどうなの?

 A 全体的に「景況感は住宅取得に影響しない」が38.4%と最も高く(グラフ参照)、年代別の特徴はない。今後の景況感と住宅計画では「従来の住宅計画に沿って準備した」が34.5%と最も高い。ただ、進行段階別では「前倒し」にした計画者は〝白紙状態〟では3.6%にとどまったが、〝絞り込み・契約段階〟では28.9%と計画が進むほど増える。

 B 買うと決めたら、気持ちがはやるのかね。

 A とにかく、よい家をしっかりと納得して買ってほしいよ。そのために展示場はあるのだから。

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