山形県上山市の空き家利活用 隠れた観光資源に着目 明海大学生が8つの提案
住宅新報 2020年2月11日 号 3面
同市(人口約3万人)は、18年8月に明海大学と「空家等・空き地の活用に関する地域づくり連携協定」を締結し、19年6月に市・大学・関係団体で構成する「NPO法人かみのやまランドバンク」を設立して、産官学連携で空き家問題等に取り組んできた。同大学の周藤教授のゼミは、19年8~12月に同市内でフィールドワークを実施し、今回の提案発表に至った。
最も高い評価を得た提案は、同大学3年生の品田良平さんの提案「あきくらとんねる 十日町地区の蔵活用」。市中心部の十日町地区には、明治期からの荷蔵や座敷蔵が50件程度残る特徴的な街並みとなっている。その蔵をギャラリーやカフェに整備して、同地区周辺の路地を散策してもらう。蔵の利用希望者と所有者をマッチングする「蔵バンク」を設置する。
このほかの提案は次の通り。(1)ガレージ付き空き家にレンタサイクルを設置して、上山城や温泉街などを周遊するレンタサイクルプロジェクト。(2)閉館した映画館を改装して、観光客向けに浴衣のレンタルを行い、温泉街を散策してもらう。(3)足湯カフェ。冬は足湯(近くの温泉から湯を運搬)、夏は湧き水で足を冷やすスペースを設けたカフェ。(4)ジビエのイノシシ肉を使った駅弁の開発、販売スペースに活用する案など。























