次世代の学生が地域をつなぐ 東京都住宅供給公社・神奈川県住宅供給公社 団地活性化と課題解決へ産学連携
住宅新報 2020年2月4日 号 1面
東京都住宅供給公社(以下、東京都公社)は、築後60年の老朽化する興野町住宅(足立区)の超寿命化の建て替えで、一部住棟を残すという初の事業に着手した。その際これも初となる連携活動を導入し、19年に東京電機大学に、建築を学ぶ学生らしい若く柔軟な発想の住戸リノベーションプランの提案を打診した。「若年層と子育て世帯向けに改修して入居を促し、団地の活性化を」(東京都公社公社住宅事業部ストック活用推進課長の青山正道氏)との狙いだ。東京都公社が若者のニーズを捉え、住まいの選択肢の幅を広げるためでもあった。
プランは斬新で夢ある51案から、「湾曲壁の隠れ家」「伸び縮みする家」「趣味人たちの空間」と題する3つを選んだ。学生は何度も現地で議論を重ね、詳細設計をまとめた。20年度の着工後は、「学生たちが視察し、考えや想いを形にする喜びを感じてもらう」(青山課長)ように、机上とは違う〝生きた学び〟を提供する。
更には、昭和薬科大学とも同時期に連携協定を締結した。同大学の学生2人が東京都公社管理の本町田住宅(町田市)に入居して、年末の餅つき大会など、自治会などと共に地域で活動する新たな取り組みを始めている。























