板橋区 商店街の空き店舗活用 築百年超の建物を交流拠点に
住宅新報 2019年12月24日 号 3面

築102年のレトロな建物を商店街振興組合でリニューアルして、カフェや観光交流拠点に活用。ギャラリーや観光案内所の機能も併設
板橋区の仲宿商店街振興組合は12月15日、空き店舗活用事業として1917(大正3)年に建てられた商家「板五米店(いたごこめてん)」をおむすびカフェや地域交流拠点施設に整備した。区の「にぎわいのあるまちづくり事業補助金」を活用し、初年度の拠点整備費や36カ月間の家賃と人件費の補助(補助率は共に5分の4)を受けている。
所在地は東京都板橋区仲宿40の1。木造2階建て、延べ床面積は約160m2。近世町屋の雰囲気にレンガ壁のレトロ建築で、文化財的価値も高い。かつては米屋で、廃業後は不定期の貸し店舗となっていた。
同振興組合が所有者から賃貸借契約し、おむすびが看板商品の「おむすびカフェ」と、ギャラリーやまち歩きの観光案内所の機能を設けた地域交流拠点施設に改修し、運営する。同補助金の申請は、商店街単位を対象とし、耐震改修費などは含まれない。
同振興組合の星野久男理事長は、15日のオープニングセレモニーで「板五米店を拠点として、旧中山道板橋宿の魅力発信と情報発信を商店街として積極的に努めていきたい」と話した。
板橋区の坂本健区長は、「板五米店は板橋宿の面影を今も残す貴重な建物で、今後、区登録文化財の位置付けを目指す。板橋地区には、東板橋体育館と植村冒険館の複合化も計画されており、地域全体で魅力の再構築を進める」と話した。






















