居酒屋の詩 (77) 「地鶏や」に 働く人の 志 熱く優しく 我をいやす日
住宅新報 2019年12月10日 号 15面
連載: 居酒屋の詩

その店は最初から感じがよかった。店の造りも、接客マナーも客質までをも心地良く受け入れることができた。オーダーをしてビールや料理が出てくるまでの時間も程よく気分がいい。メニュー類を見ると、チェーン店のようにやたらと種類が多くもなく、自信作だけに絞っているからだろうか。
料理を運ぶ店員らの動きを見ているときに感じのよさの正体に気付いた。それは、店長も店員も料理人もやるべきことを当たり前にやっている清々しさだった。ひときわ洗練された雰囲気を漂わしていたのがオフホワイトの服装に身を包んだ店長で、前職はホテルマンではないかと思えるほど洗練されている。






















