五輪後の不動産市場 夜間やイノベ鍵に 世界都市ランキング、東京4位維持もパリが肉迫
住宅新報 2019年11月26日 号 4面
「世界都市ランキング」は、トップ10の順位に変動はなかったものの、その内容には変化があった。同調査は6分野・70指標の総合スコアでランキング。1位のロンドン、2位のニューヨーク、3位の東京、4位のパリ、5位のシンガポールの上位5都市について、いずれもスコアを落としている。
この要因は、新たに4都市を追加したことによる競合の増加と、指標入れ替えに伴うもの。東京は、GDPの成長率や世界トップ500企業などの指標が下落し、「経済」分野の減速が目立つ。こうした中でパリは、スコアがほぼ横ばいとなり東京と肉迫。パリはテロの影響で人材流出が懸念されたが、観光の復活がスコアの下支えとなった。
同調査は、都市の強みと弱み、政策的課題を探ることが目的であることから、今回は東京が弱みを克服して、東京五輪後にスコアを伸ばすために必要なことを提言した。特に、ロンドンとの差が大きい「文化・交流」分野を伸ばすには、ハイクラスホテルの整備やナイトタイムエコノミーの活性化、文化・エンタメ施設の整備、多言語対応の推進が必要とした。また、スタートアップ環境整備・起業支援、大学の国際競争力強化による「研究・開発」分野のスコア伸長など、それぞれの分野で具体的な改善項目を挙げた。























