都、団地活性化・再生セミナー (下) 空き家で収益事業を展開
住宅新報 2019年10月15日 号 3面

いずみサロン
「NPO法人 タウンサポート鎌倉今泉台」の丸尾恒雄理事長が、鎌倉今泉台(人口約5000人、高齢化率は44.8%)での取り組みを紹介した。丸尾理事長は、長期的なまちづくりのため町内会よりも任期に縛られず、資金を柔軟に回して持続的に活動を展開するためにNPO法人を設立したと説明。
空き家問題については、利活用目的に、12年から毎年1カ月かけて徒歩で目視の調査を行い、地区の班長に確認して空き家地図を作製している。「12年に114戸あった空き家は、今は82戸(4.1%)に減っている」と話した。
空き家調査で見つかった庭付き2階建て住宅を、所有者と交渉してコミュニティルーム「いずみサロン」として活用している。家賃は固定資産税程度で、テーブルなど家具類は住民の寄付でそろえた。改修費はタウンサポート鎌倉今泉台の負担で、賃貸契約期間は10年間。1階をカフェやイベント利用、2階は家族利用のレンタルスペースとし、収益を上げている。
また、空き地を利用した菜園の運営、空き家・空き地の草刈り・枝払い活動、近隣住民参加型マルシェや文化祭などを開催している。
このほか、16年から住民懇談会で将来的なコミュニティハウスや老後の昼間に過ごせる施設の検討も行っている。
続いて、東京大学高齢社会総合研究機構の吉田涼子氏が「産学官民の新しい共創のかたち―鎌倉リビングラボ―」の活動発表を行った。
鎌倉市と東京大学、今泉台地域(町内会・タウンサポート鎌倉今泉台)、テーマに応じた企業が連携して、住民課題に基づく製品やサービスの開発活動を紹介した。






















