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スタンダード会員限定空き家の事前予防策 明海大学教授 周藤利一氏

住宅新報 2019年10月1日 号 3面

総合
明海大学 周藤利教授

明海大学 周藤利教授

 ランドバンク事業が山形県の鶴岡市(全国初)と上山市で始まった背景には、共に城下町で戦争の空襲の被害が少なく、戦災復興土地区画整理事業等も実施されていないために、昔の地割が残っているという事情がある。また、豪雪地帯で、空き家が雪の重みでつぶれて、他の家に迷惑をかけてしまう可能性があり、早く処分したいとの意識が他地域より強いことが考えられる。

 18年11月と19年2月に、他の教授とゼミの学生たちで上山市の住民や自治会、民生委員へのヒアリング調査を実施し、また何度か現地での調査を行った。高齢者から「愛着のある家を住まなくなったら、子育て世帯などに活用してほしい」との回答が多く、「住み替えバンク」事業へとつながった。

 また、上山市の温泉街の空き家解体後の空き地を市が協力依頼をして、かみのやまランドバンクで借り上げ、「ワクワク広場」として週末にはキッチンカーや露店の出店、月1回のマルシェやミニ縁日などのイベントを行っている。借地料は固定資産税程度に安くしてもらい、露店などの出店料を収益事業に育てていきたい。

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