「ロボット実装元年」に 住宅・不動産分野 スマートシティ化の側面も 清掃や警備、深刻な人手不足背景
住宅新報 2019年9月17日 号 1面
8月29日、東京・丸の内の「大手町パークビルディング」の1階に立っていた警備員が一人減った。その場所に代わりに立っているのは、初めて実装された警備ロボット「SQ―2」だ。この警備ロボットは、三菱地所が出資したSEQSENSE(シークセンス)(株)が開発。深夜の巡回業務を一部代替する。また、昼間は、内蔵カメラとマイクを経由して警備拠点の人間が案内業務を行う。同社は警備業務において人とロボットの分業を進め、20年以降は空港や商業施設などで実装を目指している。
同社は、人手不足が深刻化するビル管理の現場にロボットを積極的に導入している。清掃ロボット「Whiz」は、ソフトバンクのAI(人工知能)清掃ロボットで、一度清掃ルートを覚えさせると、障害物や人を避けながら自動で清掃。クラウドで清掃データを管理し、毎日の清掃状況をパソコンやタブレットなどで確認できる。三菱地所は100台の導入を決め、「丸ビル」や「横浜ランドマークタワー」など全国16ビルで65台を実装済みだ。
同社は警備ロボットについては、将来的なデータ活用などを見据えた次世代への投資という側面で、清掃ロボットについては主に清掃員の業務フロー見直しといった効率性を高めるという観点で導入を進める。























