幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 57/100 日本人独特の感性は 安定した時代でこそ輝く
住宅新報 2019年8月27日 号 11面
連載: 幸福論的「住宅論」

明治初期に日本を訪れた外国人はほぼ例外なく、日本人が自然を愛し、自然の美しさを生活の中に組み込むことに独特の感性を発揮しながら生きている、その姿に感動している
日本の長い歴史の中で人口がほぼ横ばいという時代があった。江戸時代後半がそうである。8代将軍吉宗が実施した享保の改革(1716~1745年)から幕末にかけては約3100万~3300万人の間で安定していた。
当時の日本を武士階級を除いた庶民(主に国民の9割を占めていた農民)の目から見れば人口も社会も最も安定した社会であり、庶民は今のようにせかせかとしておらず、満ち足りた穏やかな生活を送っていたものと思われる。
外国人が驚がく






















