山田邦博新技監に聞く 原点の「国民の福利」に貢献
住宅新報 2019年8月27日 号 2面

山田邦博技監
就任に当たっては、「技監という幅広い分野を担当する職務に就いたことを機に、改めて公務員としての原点に返り、国民の福利と幸せへの貢献を目指して尽力する」と抱負を語る。また建設分野の生産性向上や労働環境改善といった重要テーマについて、「既存の認識や制度にとらわれず、視野を広げていきたい」と述べ、多角的なアプローチを目指す考えだ。
注力する分野の一つとして、防災・減災政策を挙げる。「近年頻発化・激甚化する災害への対策は、我が国喫緊の課題。国家百年の計として粘り強く、また効率的に施策を進めていかねば」と危機感を見せ、国土強靭化やインフラ整備を推進すると共に、同省の所管する幅広い分野での災害対応を促進する。
建設業の担い手確保については、週休2日制の実現や建設キャリアアップシステムの活用など、展開中の政策を引き続き促進。実際に施策を進めてきた課程で様々な課題が見えてきたとし、「現場の声にしっかりと耳を傾け、実情に合った形の施策を目指す」と語る。また今年度から拡大された外国人労働者の受け入れに当たっては、技能者の適切な賃金水準の確保が重要なポイントだと捉える。
今後の方向性として、「現代は非常に世の中の動きが速い時代で、例えばMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)のような技術開発の進展も多く、1年で社会が大きく変わる。しっかりと対応していかなければ、業界が生き残れない」と語り、行政としても迅速に対応を図っていくという方針を示した。


























