小学校へ出張授業 大阪宅建 不動産を分かりやすく
住宅新報 2019年8月20日 号 9面

「たくっち」の登場で盛り上がる
大阪府宅地建物取引業協会(阪井一仁会長)は、「小さいうちから住宅や不動産に興味をもってもらおう」とサッカーの本田圭佑さんの母校、大阪府摂津市立鳥飼北小学校で出張講座「不動産の授業in鳥飼北小」を行った。
同校5年生全2クラス67名の合同授業で、摂津市内の大阪宅建協会員が臨時の〝特任先生〟になり、イラスト満載のスライドやクイズなど手作り〝教材〟を駆使、家庭科「住」分野で「不動産ってどんなもの?」なのかを分かりやすく教えた。
午前10時45分からの3時間目に授業はスタート。大阪宅建ゆるキャラ「たくっち」と宅建協会職員らによる「たくっちクイズ」で児童の関心をひいた後、大阪宅建北大阪支部会員の晃進住研(摂津市、木村貞雄社長)マネージャーで宅地建物取引士の金川賢治さん(34)が〝特任先生〟として登場。この日のために半月をかけて作成したというレジュメと手作りの教材に沿って授業した。
金川さんは、プロジェクターに写真やイラストを映しながら「不動産やその仕事、住まいの役割」などを分かりやすく説明。りんごの木の写真を見せながら子供たちに「りんごは動産でしょうか? 不動産でしょうか?」「木はどうでしょうか?」など、〝参観〟した教諭ら大人も思わずうなずく質問を終始繰り出しながら丁寧に授業を進めた。
金川さんは、宅建協会からの出張講座教師役要請に際して「不安はあったが無理ではないと思って引き受けた」という。レジュメ作成時も「当社の社長からその内容では(難しすぎて)分からへんやろとダメ出しも受けました」と明かしながら、作成期間半月のレジュメや授業ノウハウなどは「〝動産〟として協会に無償譲渡します」と笑って答えていた。
「授業」は児童らにも好評だったようで、授業終了後に学校が行った生徒アンケートによると、94%が「授業内容は分かりやすかった」「まあまあ分かりやすかった」と回答。68%が「将来役に立ちそう」と答えたほか、「どんな物件があるのか知りたくなった」「不動産が法律と関わっているなんて知らなかった!」など多様な感想や気づきがあった。
同小の荒木智雄校長は「これをきっかけに子供たちが住まいの役割を考えてくれれば。外部の『生の声』を聞くことはキャリア教育の一環としても大事」と話す。
今回の出張授業は、大阪宅建中長期改革アジェンダ「大阪宅建ビジョン」に掲げる5大戦略「認知度向上事業」の一環として実施したもので、小学校への出張は初の試み。宅建事務局の岩佐嘉宏管理部長は、「子供のころに、不動産とそれを取り扱うハトマーク会員に触れてもらえる機会を少しでもつくっておくことで、将来につながる」としている。






















