はまっこ郊外暮らし検討会(第2回)(上) 街に求められる多様性 外部委員らが空き家活用で講義
住宅新報 2019年8月6日 号 3面
6月28日に行われた池本氏の講義テーマは「郊外リブランディングの可能性」。郊外の海・山といった自然の要素は、休日を豊かに生活することができると説明し、「京急線が金沢区の海沿いを走っている点など、他社路線との差別化できる点に着目することが必要だ」と話した。
続けて、リクルート住まいカンパニーの住みたい街(駅)ランキングの調査結果から「住みたい街のトレンドは、〝おしゃれ〟に加え、〝再開発〟〝郊外中核〟〝ごちゃまぜ〟の4極化している。ごちゃまぜ感のない郊外住宅専用地域は、中核住宅地以外の人口減少が懸念される。選ばれる郊外住宅地となるために、他地域と差別化でき、街に多様性を持たせるような施設が求められる。街に〝とがり(特色や魅力)〟が必要だ」と述べた。
このほか、郊外戸建て住宅を二世帯リフォームする手法や、他拠点居住の新しいライフスタイルを紹介。他拠点居住では、都心と田舎の2つの生活、デュアルライフを楽しむ人「デュアラー」が今後増えていくと説明。
他拠点居住を具体化したサービスとして「ADDress」や「OYO LIFE(オヨライフ)」を取り上げた。19年4月に開始した「ADDress」は、光熱費込みで月額4万円から登録物件が住み放題(最長1週間)になるサービス。
続いて登壇した相島雅樹氏(リクルート住まいカンパニー研究員)の講義テーマは「住みたい街ランキングからみる横浜市金沢区」。金沢区内の金沢八景駅、金沢文庫駅、京急富岡駅、能見台駅を住みたい街として選んだ理由の1位が「緑や海、川などの自然が豊富」、2位が「犯罪が少ない」、3位が「地域の人がその街のことを好きそう」が挙がったことや、一緒に投票される駅(どこがライバル駅か)を説明した。
また、同社の調査からデュアラーについて、世帯年収は800万円未満が約半数(下は400万円未満も)、20.30代だけで5割を超える、移動時間は2時間未満の近場が約6割であることがわかったと話した(調査対象は東京・神奈川・千葉・埼玉の2拠点生活者301人)。
このほか、外部検討委員の大島芳彦氏(ブルースタジオ専務取締役)が7月2日にリノベーションによるまちづくりをテーマに講義を行い、吉里裕也氏(R不動産代表取締役)が7月12日に講義を行った。また、ゲストのatamista代表の市来広一郎氏も講義を担当した。
























