野村不動産グループで初の女性執行役員となった。4月の就任後、よく聞かれるのは「家事はやらなくてよくなったのでしょう?」。残念ながら、自宅にお手伝いさんが来ることはなく、プライベートは何も変わらないと宇佐美さんは笑う。プライベートも仕事も「責任感」を持って取り組む。これまで一貫して自分に課してきたルールだ。
これまで住宅販売やビル営業、広報、IRなどを担当してきたが、商業施設やホテル事業を担当するのは初めて。就任後は事業を理解するために、稼働している現場に国内外を問わずに出向いた。何も分からない自分ができるのは、現場を理解することと思っているからだ。
「数字に弱い」と謙遜するが、分からないことは詳しい部下に聞いて、疑問点があれば質問をする。一見、数字上は計画が正しく、説明も合理的なものであっても直感的に違和感を覚えることがある。そのとき、質問を担当者に投げかける。その直感はおおむね正しく、気が付かなかった穴が見つかり、計画内容を修正するきっかけになっているという。























