居酒屋の詩 51 活気なき酒場の隅に身を処して ひとりかなしく今日も怒れり
住宅新報 2019年5月21日 号 13面
連載: 居酒屋の詩

総武線沿線に展開する「みんなの居酒屋 ありがとう」のファンになった私は先日、亀戸店に行ってみた。夜9時を回っていたと思うが、席は7割がた埋まっていた。駅前のバスロータリーに面したビルの7階にあったので夜景が見られるかと期待したが、窓際の腰板が結構高く、津田沼店のように外を見降ろすことはできなかった。ただ、面白かったのは店の奥にある扉を開けると屋上に出られる構造で、6月からはそこでビヤガーデンが開かれるという。
店のフロア担当の女の子は、やはりとても感じがいい。笑顔を絶やさず、仕事に喜びをもって向き合う女の子たちを雇うようにしているのだと思う。実は、この日、「ありがとう」の店の前に立ち寄った焼き鳥屋があったのだ。そこは、あまり活気がなくて、店の女性もまったく愛想がない。注文をしても、「ありがとうございます」とも言わない。私はすぐに店を出て、「ありがとう」(写真)で呑み直すしかなかったというのがその夜の真相である。






















