神谷町エリアを盛り上げるべく、地元住民や企業・団体、森トラストなどが参加して18年12月に発足した「神谷町God Valley(ゴッドバレー)協議会」。その発起人として事務局を担当しているのが、森トラストの小泉さんだ。1年程前から、神谷町エリアでの地域貢献を目的に、関係者との対話を続けてきた。
意外だったのは、企業や団体が多い土地柄にもかかわらず、地元住民のみならず企業も神谷町への愛着が強いこと。小泉さんの仕事は、個々の協議会参加者の愛着や思い入れを、できる限り協議会の活動に反映していくことだ。コンセプトこそ社内で固めたものの、神谷町エリアで新たな活動を一緒に作り上げたいという小泉さんの思いも強かった。その思いが元々持っていた企業の強い愛着を引き出したのかもしれない。
協議会発足直後に行ったイベントは、平日と土曜日に行った。どのような人が街に来るのか、実験的な試みでもあった。平日は周辺に勤務する人や外国人観光客が多かったが、土曜日はほとんどがファミリー層。小泉さんにとっても予想外で、思っている以上に多様な人が訪れていた。神谷町エリアの可能性を感じさせる印象的な出来事だったという。今後は、イベントに限らず、一緒にエリアを盛り上げる活動をしていこうと思っている。
入社後は、土地の仕入れや大規模開発などに携わり、地権者や自治体職員などとの関係構築に注力し、現在は広報部。仕事では、常に人と接することをしてきた。その経験は、将来、責任が大きい立場になっても生きると確信している。「人が好き」という点は、これからも変わらない。
学生時代は、VR(仮想現実)を使い、街の景観が人に与える影響を研究していた。趣味は街歩き。結局、人と街が好きなのだ。慶大院修了、神奈川県出身、35歳。 (桑島良紀)























