4月1日付で所長に就任した。同研究所は都市部の暮らし方をベースに研究を展開。その成果を同社の商品やスタイル提案に生かしてきた。
これまでリフォーム関係の仕事が長い。「リフォーム商品をつくり上げてきた経験から、研究内容は当社グループすべてで活用可能と考えている。世の中が変化しても楽しく暮らせるように研究を進めていきたい」と意欲を示す。
87年3月に早稲田大学理工学部建築学科を卒業し、同社に入社。設計やモデルハウス監修に従事した後、99年1月から北米に留学した。同社では海外留学制度がある。当時、社内プランニングコンペにおいて何度も入賞を果たしており、指名を受けた。
米国ニューイングランド地方の企業に勤務したが、「研究テーマは『価値ある住宅とは何か』というもの。当時は東海岸全般に足を運び、街をよく視察した。リフォーム研究への指示は留学の途中に受けた」と振り返る。帰国後は01年7月から旭化成リフォーム(株)で勤務。リフォーム技術や工法の開発、商品企画、設計などに従事し、18年10月から同研究所に主席研究員として着任した。
同研究所の陣容は現在、所長を含め6人。研究員が同じ方向を向き、達成感を分かち合うことや、信頼のバロメーターとしてコミュニケーションを重視する。「暮らしを提案する人間は、暮らしを知らなければ話にならない。自分の暮らしをしっかりと楽しんでこそ、楽しい暮らしを提供できる」と、プライベートの大切さを研究員に伝えている。
自身が追求したいテーマは「お客様に安心で快適な生活を将来にわたりお届けする」こと。「家は現在価値でつくる。考えても10年先ぐらいまで。将来にわたって快適な家とは何か。もう少し研究が必要では」と展望する。千葉県出身、55歳。(古賀和之)























