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スタンダード会員限定賃貸住宅セミナー開く 大阪不動産鑑定士協と建築士会

住宅新報 2019年5月7日 号 9面

総合

 大阪府不動産鑑定士協会(関野肇会長)と大阪府建築士会(岡本森廣会長)はこのほど、大阪市中央区の同建築士会東会議室において、合同研修会「賃貸住宅の過去・現在・未来~生活様式の変化に伴う賃貸住宅の間取り、設備等の変遷~」をテーマに開催した。

 両協会は17年に土地・建物評価の精度向上に向けた「相互協力に関する基本合意書」を締結、研修講師の相互派遣や共同研究・出版、一般市民向けセミナー・相談会の開催など日々取り組んでいる。その一環として今回は賃貸住宅の抱える諸問題解決に向けた研修会が開催された。

 研修会は高田光雄京都美術工芸大学教授による「住みごたえのある賃貸住宅―大阪住宅史からひもとく―」の基調講演から始まった。高田教授は住宅の構造について時代とともに変遷することを解説した上でこれから求められる住宅とは、住まい手の住まいの豊かさを求めることが必要だと締めくくった。

 その後、「賃貸マンションオーナーに聞く居住者ニーズに合わせた間取り、設備の変遷と修繕・リフォーム費用」と題したパネルディスカッションが行われ、司会に大阪府鑑定士協会の松田嘉代子氏が担当。パネリストに現役マンションオーナー5名が登壇、効果的なリフォーム手法で集客に成功した事例を中心に活発な議論が交わされた。

 松浦昭氏は「退去時のリフォーム実施は次の入居者のレベルアップを心がけること。結果、賃料アップにつながる」、赤尾宣幸氏は「既存建物はその特性を利活用することが重要。既存の常識や枠にとらわれないこと」、橋本和正氏は「部分的な改装より、室内全体を改装することが重要」、椿誠司氏は「入居者の潜在ニーズを具現化するリフォームこそ、プロとしての腕の見せ所」、渡邉宏樹氏は「空き家物件に対する様々な側面からリサーチし、借主を明確化したリフォームの実行で空き家期間は短くなる」と持論を展開した。

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