居酒屋の詩 (48) 惜しめども散りも止まらぬ花の舞い 立ち飲みの店ぞ哀れただよう
住宅新報 2019年5月1日 号 13面
連載: 幸福論的「住宅論」

JR総武線新小岩駅南口にある「でかんしょ」はディープな立ち飲み屋である。
昼間からやっているのに、店内はなぜか薄暗い。桜が満開となったのに強い春風に散らされ始めた日、数年ぶりに訪ねてみる。店内の雰囲気も客層も何ひとつ昔と変わっていなかった。そのことに妙な感動を覚える。最初に50円券20枚綴りの回数券(1000円)を買いテーブルに出しておけば注文した品と引き換えに店員が切り離していく方式も以前のままだ。






















